レーザーボアサイターを照射したターゲットシートです。1マスが1cmになります。
【2020年6月4日 追記】
ボアサイターの使用に際して 少なくとも10m以上の距離が必要です。
スコープには 上下左右の調整限界があります。
距離が短すぎると スコープの調整範囲を超えてしまい、レティクルを合わせることができません。
適切は距離は、使用する弾丸など使用環境により異なります。
詳しくは後述していますのでご覧ください。
スコープの映像です。スコープのレティクルとレーザーボアサイターのズレが確認できますので、スコープを調整してレティクルを合わせます。
スコープを調整した結果です。これでゼロインの初期段階は終了ということになります。
ボアサイターを使うにあたり、ターゲットをどこに置けば良いでしょうか?
ここからちょっと面倒くさい話になります。
興味がない方は読み飛ばしてください。
上図は .308 147gr の弾道を Chain Gun Pro で表示したものです。
パラメータは以下の通りです。
・Mass:9.53g
・BC:0.415
・Zero Range:200m
・Sight Height:5.08㎝
・Kill-zone:2.54㎝
ゼロインの距離が200m、キルゾーンを半径1インチ(Kill-zone:2.54㎝) とした場合です。
言うに及ばずですが、200m先のレーザーボアサイターの光点は見えません。
図の「0」がレティクルの中心を示し、赤い太線が弾道です。
・弾丸はレティクル中心の5.08cm下から発射(Sight Height:5.08㎝)
・32m付近でレティクル中心と交差
・120mでレティクル中心の約6㎝上方を飛行
・200mでレティクル中心と交差(Zero Range:200m)
・300mではレティクル中心の25㎝下を飛行
注目は「32m付近でレティクル中心と交差」する点です。
32m付近に設置したターゲットを使ってスコープを調整すれば、計算上、200mでのゼロイン初期段階と同じになる訳です。
(実際に射撃しての調整は必要です)
そして32mのターゲットを日陰に置けば、レーザーボアサイターの光点は見えるでしょう。
ただし、光点が見える/見えないは ターゲットの明るさとレーザー出力の兼ね合いとなります。
できるだけターゲットから太陽光を遮断することがポイントです。
屋根があれば楽なんですが、そんな環境はそうそうありませんので。