S&T Remington M870 に20mmレイルを装着

Remington M870 など20mmレイルがなく、光学機器を搭載できない機種があります。
別途パーツを追加することで 20mmレイルを装備することは可能な場合もありますが、S&T製はフレームが実銃サイズではないためパーツがありません。
実質、フレームに直付けしか選択肢がありません。

用意した20mmレイルです。
Mossberg 500用として販売されているもので、レイルのみで非常に安価です。
特徴は、裏面が Mossberg 500 のフレームに合わせてアールが付いています。

このレイルを Remington M870 に装着するにあたっての問題点は2つです。
(1) フレームのアールと20mmレイルのアールを合わせる
(2) 水平にレイルをフレームに固定する

(1) フレームのアールと20mmレイルのアールを合わせる
まずアールを合わせないとレイルの水平が取れません。
簡単かつ安価な方法を思案した結果、薄いゴムシートを貼付けることで解決しました。
ゴムシートは1mm厚、大きさ100mm×100mmで 160円 でした。
似た物でParonパットという硬いウレタンのような素材もあり、
・水平を取るまではゴム
・装着にはフレームにより密着を高めるParonパット
という使い方もあります。
Paronパットも160円でした。

(2) 水平にレイルをフレームに固定する
フレームを水平な場所に置きます。
20mmレイルに水平儀を取付けて 水平を確認しつつ、レイルの位置を微調整します。
フレームに 20mmレイルをセロテープなどで固定し、ネジ穴の位置を決めます。
固定用ネジ は M4(4mm径) です。
フレームに 1mmのドリル で下穴、3.5mm で本穴を開け、M4タップ でネジ山を切ります。
最後に固定用ネジが長いので、不要な部分をカットして完成です。

その辺にあった M3 Comp ローマウント を装着してみました。
サイトラインが高くなるため、チークパッドが必要になります。
長い間できてなかった S&T Remington M870 に照準器を装備できて満足です。
固定用ネジの頭が微妙に大きく、レイルの溝に出っ張っているので、少し削りたいと思います。