写真でレティクルを見てみよう 【クロスヘア編】

実際の写真を使ってスコープのレティクルを見てみましょう。
レティクルの基本形である クロスヘア編 です。
クロスヘアは 水平・垂直のラインが中央で交差しています。

上の写真は Bushnell Legend Ultra HD 1.75-5×32 のレティクルです。
Bushnell ではこれを Multi-X と呼んでいます。
中央が非常に細いラインですが、これはターゲットがラインに隠れてしまわないように、ターゲットを見やすくするため、細くなっています。

こちらは Nikon Prostaff 2-7×32 のレティクルです。
Nikonでは NikoPlex と呼んでいます。( レティクルの呼び名は各社マチマチです)
Bushnell Multi-X に比べて ラインが太く、より水平・垂直を強調するデザインです。
しかし、中央は Bushnell 同様に細いラインです。

Simmons ProTarget 3-9×40 のレティクルです。
Tru-Plex と呼ばれるレティクルで、Simmonsのスコープは(ほぼ)このレティクルが採用されており、Simmonsユーザーはスコープを新調しても迅速に移行できます。
水平・垂直のラインの太さは Multi-X、NikoPlex の中間です。

DIANA 3-9x40AO のレティクルです。
エアライフル用でピンポイントを狙うため、特徴あるデザインをしています。
かなり小さいターゲットも狙いやすいように、また視点が中央に集まるレティクルです。

最後は Vector Optics Forester 1-5×24 です。
Etched glass VFD-2 と呼ばれます。
ご紹介した中では 水平・垂直のラインが最も細いレティクルです。
低倍率のスコープなので、スカウト(ターゲットの発見)での使用、速射の頻度が比較的高いことから、視点がターゲットに向きやすいようにラインを細くしているのだろうと思います。

※写真はいずれも当店で撮影したものを使用しており、実際のレティクルとお考えください。